謙遜の下には、卑屈がある。
ずっと下っ端のつもりで、
ずっとまだまだですよとかって思うけど、(実際は)
いつまでもそんな事を
言ってもいられない年齢になってきたなぁとふと感じました。
そんな事を言い訳にして、隠れ蓑にして
このままやっていくのは
ずるいんじゃないかと。
人それぞれ、色々な経験があって
現在の自分を形成していると思います。
その中で、本当に自分ではまだまだだな、
と思う事柄は本当にたくさんあると思います。
悔しい思いをする事も多々あると思います。
ただ、それをまわりにどう伝えるのか、
またそもそも伝えるべきではないとか、
ふと考えました。
先日、二日間宿泊体験学習という
(自分たちの世代だと”林間学校”という言葉の方がしっくりくるかと思います。)
小学校のイベントに参加させてもらいました。
(先生たちのお手伝いをする引率の仕事)
初めて行ったのは、多分22歳頃。
途中にブランクとかはあるにせよ、
もう最初から最後(現在)をカウントすると
18年くらいの歳月が経ってますね。
これは、少年野球のコーチとかでも言える事ですが。
そして、今回の宿泊体験では
20歳未満の大学生たちと一緒に仕事をさせてもらいました。
20年前に産まれていないんです(笑)
びっくりしますよね。
そんな子たちを目の前に、
自分はまだまだとか、フレッシュな気持ちでとか、
そんな事言っていたらいけないんじゃないかと思いました。
(フレッシュは良くわかんないけど。)
だって、どう考えても自分は
その子たちに比べて、経験をしっかり積んでいないといけないから。
仕事が出来ない時のための保険を並べているんじゃないぞ、と。
自信の上には奢りがあり、謙遜の下には卑屈がある
漫画『ダイヤのA』で主人公たちの学校の監督がノートに綴った言葉です。
(元々は、有名人の言葉みたいですね。)
そろそろ自分は出来る、だからみんなも出来るよ
みたいなポジションにシフトしていかないと、
先を生きる大人として、先輩として、
場面に寄っては指導者として、そして親として、
いけないのかもしれないなぁと今回、若者たちと行動をしていて思いました。
メモ代わりにブログにしたためました。
元々はけっこうな自信家だったクセに
ボロボロに打ちのめされて、自分はけっこうたいした事ない人間なんだと
思う様になり、そこで肩の荷が下りて、
逆に成長した気でいました。
いや、多分成長しました。
自分に過度な期待をしないようになりました。
色んなストレスから解放されました。
自分に根拠のない期待をしなくなりました。
(根拠がある場合は、別)
他人にむやみに期待しなくなりました。
なので、優しくなりました。
バンド時代(20代半ばから30代前半)の自分は、なにかと優しくなかったなぁと
よく思う事があります。
ただ、ここからはほんのほんの少し背伸びと見栄を張りながら、
やれば出来る、俺ができる、できたんだから頑張れ、
と言ってあげられるいい大人になりたいと思いました。
過度な謙遜はしないように。
もちろん奢る事もないように。