8月の備忘録~➄叶った一時退院~

35週と3日だった月曜日。
月曜日には週一の血液検査だったり、検査?検診?があって
その結果、現在の週数としては普通という事。
明日の朝の検診次第で念願の一時退院できますよ、
と突然、目の前に退院の可能性が現れたのでした。

ここまでの流れ

8月の備忘録~➀8月4日 切迫早産の診断~ | Blackpearl (kentaro-k.com)

8月の備忘録~② 二人暮らしスタート~ | Blackpearl (kentaro-k.com)

8月の備忘録~➂覚醒のムスメ様~ | Blackpearl (kentaro-k.com)

8月の備忘録~④陣痛or退院~ | Blackpearl (kentaro-k.com)

一時退院

前日に10時~11時の間に病院へ家族の方を呼んでください、
と言われたモノの実際、本当に退院になるのか……??
それは、誰もわからないまま。
でも、ただ待っていたらその時間に迎えに行けないので
朝から洗濯機をまわしたり、ムスメ様に朝ご飯を食べさせたり、
なかなかドタバタしながら準備。

なんの結果もわからないので、
ムスメ様には内緒にしたまま準備し、
外に出かけるのもなかなか難しかった。

そして、10:35。

「帰れますーーーー!!!!」

のLINEが。
10時~11時の間にきてくださいと言われ、結果が10時半過ぎ(汗
もちろん、結果が出る前に近くにはいたので、
11時までに行かないと!!と慌てて、病院内へ。

基本的に面会もできないご時世で、
ナースステーションまでしか、
我々家族は入院中は入れず。

この日も、待つのは病室がある階のエレベーターホール。

けど、ここでも

いつ出てくるのか、全くわからず。

退院の準備や手続きもあるだろうし、
説明もあるだろうし。

ムスメ様はいつもの荷物の受け渡しだと思っていましたが、
さすがにいつ終わるのかわからない時間を過ごすのはしんどいようで、
本当はダメだけど、凄い音を小さくした上でYouTube観せて、
なんとかその場を凌いでいました。

連絡もないし、いつくるかなぁ……
と、ふと前を見たら、嫁と看護師さんが。

事前に再会のシーンを動画で撮っておいて欲しいと頼まれていたので
嫁に気づかれないように、
スマホをムスメ様から静かに引き剥がし、
カメラを録画モードにするという高難度の作業をし、
準備万端のタイミングでムスメ様に前を見るように促しました。

それは絵に描いた様な再会シーン。
大きな歓喜の声とかではなく、
ただ小さな声で
「あんみちゃん……」(嫁の事)と。

ここにも、ここまで必死に頑張ってきた様子が伺いしれました。

本人だけ知らなかったので、
本当に驚いたというのもあったかと思います。
聞かされてここで待っていたら、
もう少しテンション高めの再会だったかな、とも思います。

帰ってからは、もうべったりです。

「もうすっかりパパっ子ですね」
なんて言葉もちらほら貰っていましたが、
なんてことはないです。
母に勝てるわけがないし、勝てるとも思ってない。

しかし、本当にこの一時退院は嬉しかった。
妻が帰ってきた。母が帰ってきた。
自分にとっても、ムスメ様にとっても、
本当に大きな出来事でした。

もう叶わないと思っていた3人での生活。
最早、ボーナスタイムかのような日々。

なんの覚悟も無しに、4人の生活になる所でしたが
おかげで、ゆっくり3人での生活を楽しみながら
4人での生活にむけての準備もスタートしていきました。


絶・対・安・静

退院の時に強く、先生たちから言われた事の一つ、


「病院と同じ環境でいられるようにしてください」

これ冷静に考えれば、まぁ無理ですよね。
病院クラスに安静にしているなんて。
座るのも出来ればして欲しくなくて、
とにかく横になっていて欲しい。

病院だから、よかったもののわが家には3歳になるムスメ様がおります。
しかも、2週間も母と引き離され、甘えたさMAXなはず。

しかしながら、この一時退院中
ムスメ様が、嫁に対して
「抱っこして」
「お風呂入りたい」
「○○して遊ぼう」と言った類の事を一切言いませんでした。

出産後の今は、けっこうかくれんぼに付き合わせたり、
お風呂に入ろうとか言っているのを見ると、
本当にちゃんと事態を理解していてくれたんだと思います。

3歳児ながら、天晴れでした。
非常に助かりました。
おかげで、思った以上に自宅では安静にする事が出来ました。

月初めに、どうしようかどうしようかと考えていたらまとまる前に入院してしまい
決めれずにいたベビーベッド。
ムスメ様の時より、少しサイズダウンしたいい感じのモノをジモティで発見。

すぐさま、ムスメ様と二人で受け取りに。
向こうもお子様を抱えての受け渡し。
そうですよね。
必要になる人といらなくなる人は
とても近いラインで子育てをされている方。

お互いにエールを送り、ベッドを受け取りました。

自分のベッドかの様にはしゃぐムスメ様(笑)

なんのサービスか、アルバムの中にある
幼い自分の写真の再現だったようです(笑)

そんなこんなで、
水曜に退院してから5日間。
嫁の実家からお義母さんにきてもらったり、
ムスメ様の深い理解力もあり、
考えられうる絶対安静を続けながら、
月曜日。

緊急入院していた先の病院での検診の日となりました。
この日の検診如何では、
このまま入院→出産も充分有り得るし、
元々希望していた産院での予定通りの出産も有り得る。

全ては、この36週と3日、月曜の検診次第。
緊張のその日を迎えました。

続く。

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