今週のおすすめは、こちらです。
久しぶりに新書です。
本屋さんで、ランキング上位に置いてあって、
facebookの知り合いの人とかも勧めていて、
なんとなく気になったので、購入。
漫画部分が多くをしめていて、あっという間に読み切りました。
以下は、ネタバレありの個人的なレビューです。
まずは、この問いから始まりました。
個人的には、「自由に使えるお金を持っている人！」だと思いました…が、
この本の中での、”お金持ち”の定義は、
「お金の増やし方を知っている人」
でした。
人に「その日食べる魚を与えても意味はない。
魚の釣り方を教える事」が重要であると。
たしかに、ただお金をもっていても
使っていればいずれ尽きてしまいますよね。
あくまで、お金を持つ事ではなく
お金を増やす術を知らなければいけないわけですね。
この本では、黄金を増やす（黄金に愛される）七つの道具なる考え方が載っています。
これは、七つの道具、考え方というよりは七段階の考え方という感じがしました。
の7つ。収入の10分の1を貯金する事により、生活は少しシビアになり、本当に自分が必要としているか、買うべきなのかを問い続ける事によって、いらない物は淘汰されていき、生活水準というものは変わる事なく、本当に必要なモノだけを揃えていく事が出来るという考え方から始まり。
そして、そのお金をどう使っていくか。
残されたお金の使い道や考え方の根本としては、自分こそが最大の資本であることを忘れちゃいけないという考え方ですね。
古代バビロニアから続く【人類不変の知恵】という事で、所々少し古く感じるような所も個人的にはあるはあるんですが、現代社会がどのように姿を変えても、もしかしたら対応していける根本的で、不変的な考え方なのかなぁと思いますね。お金儲けのテクニックではなく、本当に知恵ですね。
自分が読んできた本では、貯蓄は意味ないから全部使ったほうがいいといった感じの考え方が少なくはないのですが、なんとなくあと一歩やりきれない少し突き抜けた考え方、行動力だと思うのですが、こちらの本の考え方、動き方は現実的で本当に今日から未来の備えとしてやっていけそうな気がします。
また、漫画では語られていませんが漫画と漫画の間にある説明では、貯蓄したお金の働かせ方の手段として、幾つかの実践のススメみたいなモノも掲載されています。現代における賢明な投資先として。
漫画の中では、「お金」と「知恵」を与えられるも、最終的にお金を増やす事が出来たものは、「知恵」によるモノの方が大きかった。無一文になった時に現れた「知恵」によって、「お金」を増やす事が出来た。まさに「増やし方」こそがお金持ちになるのに必要なモノだったという事。そして、その知恵の中身が、【黄金を増やす七つの道具】のさらなる先の考え方【五つの黄金法則】だった。
漫画は、【七つの道具】と【黄金法則】に沿って進んで行きます。中でも、3つ目と4つ目。
アドバイスとかを素直に聞けない事はいけない事で、さらに自分が理解していないのなら、そこにお金を投資する事は危険だと言っています。
これは、本当にそうで臆病だったり、行動出来ない自分みたいに捉えてしまいそうになる所々ではあるものの、自分の財産を堅守する為にはとても必要だと感じました。
ぱっと見、心が折れそうな厚い一冊ですが最初に言った通り、ほぼほぼ漫画です。一人の主人公の栄枯というか、浮き沈みが描かれています。そして、大人になった主人公が後に続く者に説いた最後の【お金】とはなにか？？その答えは、現代社会においても重要であると思うし、自分もそう思える言葉だった。
感謝を忘れてはいけないし、その感謝が生むモノがお金であるということ。お金の問題から逃げる、目を背けるということは、自分が感謝される事を出来ていないと認めているようなモノで、けして人からお金を頂くという事から目を背けてはいけないなぁと感じました。
とにかくあっという間に読める一冊ですので、一家に一冊、あっていい本だと思います^ ^