挫折」とは、計画や仕事などが途中で失敗して、駄目になることを表します。
また、その所為で意欲や気力をなくすこと。

「俺は、挫折した経験がない…。」

先日、父と話していた時にそんな会話をしていた。
父は、学生時代も、社会人になっても、
自分で独立をして仕事をしている今においても、
挫折というモノを経験した事がないと。

自分の初めての明確な挫折は、
高校時代の野球部だ。

名門を選び、そこでレギュラーを取れなかったら
野球でそのまま進む事は諦めると決めて入部した。

そして、見事にレギュラーは取れずに
プロ野球選手になるという夢を諦めた。

これが、人生最初で最大の挫折だったような気がする。

18歳まで打ち込んできた野球を諦めた。
中3まで、自分はやっていけると信じていて
高校でその淡い自信はあっけなく粉砕された。

この淡い自信の正体。

つまりは、自分自身に対する”期待”が挫折の正体なんではないかと思った。

”期待”と”現実”のギャップ。
期待に届かない現実の差が激しい時、
人は挫折を味わうんだろうなぁと。

芝居をしていてもそうだし、
何か緊張する場面がだれにでもあると思いますが、
どんな時に緊張しますか??

緊張する時って、
「本当は、ちゃんと出来る自分」がイメージの中でいませんか??
もしくは、ちゃんと出来ないと恥をかくとか思ってませんか?

緊張をするのは、自分に期待をしている証拠だと聞いた事があります。

たしかに結婚式の乾杯の挨拶とかは緊張します。
けど、プロ野球選手相手に打席に立っても緊張はしません。

負けて当たり前だからです。

父は、ずっと自分を甘やかしてきた、と言っていました。
やはり、緊張などもあまり記憶にないそうです。
部活でボロ負けした時も、てんで悔しいという感情はなかったと言っていました。

今もそうだけど、自分を達観して見る能力が高いんだと思います。
自分を過不足なく把握しているんだと思います。

自分は、野球から音楽の道を志し
挫折の連続でした。
10代後半から、20代は挫折ばかりの日々だった気がします。

かなり自分に期待していたからだと思います。

それが最近になると、芝居とかではあまり緊張しなくなりました(笑)
自分に過度の期待をしない自分がいます
そこには、もちろんしっかり準備したという自信も含まれてはいます。

緊張している人が、自分に過度な期待をしているとは
緊張している本人は思わないと思います。

が、分析していくと
自信か、期待か、もしくはもっと出来たはずという自尊の
現れなんだろうなぁとは思いますね。

あなたの挫折はなんですか??
そこには、自分に期待した自分がいませんでしたか??

先日聞いていたラジオをキッカケに父と話して、
少し自分の挫折の正体を掘り下げてみました。

なかなか面白かったので、
せっかくなので、こっちのブログは
こういう個人的な考え満載でやっていこうかと思います。

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ken

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